✕を△にするより〇を◎にする
以前友達とルームシェアをしてたことがあって
その子が言っていた。
「毎日今日もかわいい!って自分で思いながら家を出るの。
めぐちゃんももっと自信を持ったらいいのに。」
わたしは昔、好きな人ができても距離が縮まれば縮まるほど
仲が良くなればなるほど
私のいやなとこが見えて嫌われるんじゃないかそう思ってビビッていた。
いいなぁと思ってる人に告白されたとたん覚めてしまう。
なんでかと言ったら自分に自信がないから。
ただの音楽ばかな私は、それを誇りにするどころか周りと気にして劣等感を強く持っていたの。
音楽をやっている周り目を向ければ
もっと歌もうまくてかわいくてMCもうまくて
わたしなんてダメダメだ。と
けどそんなわたしに彼女は
「わたしはステージであんな風に歌うたえないよって。それってすごいことだよ。」
わたしは彼女みたいにおしゃべりも得意ではないし、その場を明るくするムードメーカーでもないんだけど
そんな彼女が私のことをそんなふうに思ってくれていた。
わたしは自分のできないこと、嫌いなとこばかりにフォーカスしていたの。
確かに音楽だって私生活だって上を見てたらきりがない。
それを妥協してこんなもんだと思うんじゃなくていい意味で影響されるということ。
誰かと比べるんでもなくて
周りから言われたわたしの素敵なところ、まだだれも気付いてくれなくても自分のすきなところを自分で探したらいい。
ばかかもしれないけど、たぶんダメではない。
×を△にするより〇を◎にしよう
そっちのほうが絶対たのしい。
かわいいとか、いい人ではなくて いい女といわれたい
大好きで尊敬する私の姉との中学生の時からの合言葉「素敵なレディになろうね!」
あの時少女だったわたしたちがぼんやり思ってた「素敵なレディ」ってどんな姿だったんだろう。
そしてわたし今20代後半に差し掛かっている。
私は音楽活動をずっとやっているから
外見やおしゃれには気を使っているつもりだけと、
10代のフレッシュさにはどうやっても敵わない。
確かに今思えば若いから許されていた、どうにかなっていたことも今思ったらたくさんあったんだろうなっては思ったりもする。
とはいっても
10代で単身、京都に出てきてそれなりに頑張ってきたし、あの時よりもいろんな人とあって世界を見てきて少なからず大人にはなった。
けどなにか違うんだな。そして気づいてしまった!
わたしは音楽がすきということ以外にこれと言って自信もないし、よく言われる余計なお世話、色気もない。
単純に年齢より若く見られるとか、悔しいけど、きっとそういうことじゃないんだよな。
かわいいだけじゃもうダメなんだ。
じゃあ何を頑張ればいいの?
外見や表面的なことだけじゃなくて、むしろ大切なのは人としての深さ、女性としての魅力みたいな
知性。黙っていても伝わる女性らしさがほしいんだった。
あの時ぼんやり思ってた「素敵なレディ」。
それは今わたしはまだまだかもね。
酸いも甘いもたくさん知っている経験豊富なしなやかで強いレディこそがきっと「素敵なレディ」
5年後には
かわいいとか、いい人ではなくて
いい女といわれたい