世間体とかなんとか、乗り越える勇気を持ちたい
この世という制限の中で生をもって
世間という枠の中で生きているわたしたち。
存在しているのかいないのかわからない常識や決められた組織のなかで生きねばなりません。
そんな中で自分の直感、感覚や感性に従って生きてゆくことの難しさ。
生きづらいなと思うことは誰だってあると思います。
わたしは今だからこそ「ミュージシャンだから。」って周りが理解してくれることも多くなったけれど
小さい頃から違和感を抱えて心に蓋をし、音楽とゆう自分だけの世界こそが私の居場所だった。
学校や世間でいい子にしていた日々は、仮面を被って息がしにくいみたいで、まさに地獄でした。
今でも気にしなくていいはずの蓋が勝手に閉まったりする。
2年位前に知り合った友達のあっきーは
いつも渦巻くような世の中で
私が流れに乗りきれない性格なのを分かっていて私を私以上にいつも気にしてくれました。
あっきーも直観や感覚、感性をすごく大事にする人でありながら、私にはない周りとつながるアンテナをきちんと張っている。きっとたくさんいるんじゃないかな?
繊細でやさしい人だからバランス感覚でなんとか周りとのつながりを保とうとする。
そのバランスにどうしても乗り切れなかった感覚はどこに行けばいいんだろうね。
きっとそういう人が本当はいちばんつらいんです。
だからやっぱり誰にも邪魔されない自由な表現の世界が必要なんだと思うの。
彼女はゆってた。
「私は音楽やアート、芸術の世界をみるのがすごく好きなんです。
私は表現する側ではなくて楽しむ側だけど、
そういう人たちが生きにくい社会は嫌なんです。
せっかく人とは違う見方で表現してくれる人がいるのに、そうゆう人たちの芸術の芽をつまないでほしい。楽しみがなくなってしまう。」
あっきーのことばはあったかくて、わたしはうれしかった。
作品として表現をすること、それができる人が素晴らしいのではない。
その生み出されたものになぜか魅せられてしまう。そんなこともすべて含めた世界が芸術のすばらしさだと改めて思った。
私はミュージシャンだから、もっと音楽で世間を乗り越える勇気を持ちたい。
1日カフェオーナーになっちゃった
Apricotが1日カフェオーナーになってみなさまをおもてなしする会
Apricot cafe
実はカフェで働いていたこともあり、調理師免許を持っているわたしがずっとやりたかったことだったの。
健康ごはんセットおさらい
🌸しらすとわかめと野沢菜の混ぜごはん
🌸蓮根入りミートローフ
🌸ほうれん草のツナのおひたし
🌸かぼちゃとポテトのサラダ
🌸きのことお揚げの和風ペンネ
🌸スナップえんどうとトマトの和えもの
和食がベースの健康ごはん。
野菜たっぷりにしたいなあと思っていたのと
毎日食べるとバランスのよいとされている和食の取り方
『まごわやさしい』を一食で網羅するスーパー健康ごはんを目指してつくってみました。
◯ま-まめ-(スナップえんどう、お揚げ)
◯ご-ごま-(ごま)
◯わ-わかめなど海藻-(わかめ)
◯や-野菜-(野沢菜、トマト、ほうれん草、かぼちゃ、にんじん、大葉、れんこん、玉ねぎ)
◯さ-魚-(しらす、ツナ)
◯し-椎茸などキノコ(まいたけ)
◯い-いも-(ジャガイモ、さつまいも)
ごはんは健康の基本だと思うしみんなで楽しく食べるごはんの時間って幸せだよね。
お客さんとゆっくりおはなしできてApricotもうれしかったよ
来てくれたかた本当にありがとう
『HAPPY JACK2017』チャットモンチーの進化をみた日
熊本に帰省してるので今年で6年目の熊本のサーキット音楽フェス『HAPPY JACK2017』に参戦して来たよ。
いろんなミュージシャンのライブが見れてすごく楽しかった。
わたしも学生時代 軽音部の時によくコピーしていた大好きなバンドのひとつ、チャットモンチーについてのわたしの感想です。
サウンドチェックもないままカーテンがあがり
ステージにはハの字にシンセが2台置かれていて
その前にチャットモンチーの2人がそれぞれ座る。
ヘッドホンをして演奏が始まった。
会場の誰もが一瞬「えっ?」という空気になったのは間違いなかった。
知ってるはずのチャットモンチーじゃない。
けどボーカルのえっちゃんが歌い始めてあっこちゃんのコーラスも入り、あぁ確かにチャットモンチーが今鳴っていると安心した。
えっちゃんがひとこと「今日はドラムを忘れてきた」
そのあとにあっこちゃんが「今日はメカットモンチーです。どう?
みんな、ぽかーんとしてたね。そんな顔が見たかった!」って笑っている。
このふたりはぜんぜん怯まない。
あ、それがチャットモンチーだった。
メンバーが3人から2人になって6人になってそのメンバーにいろいろメカの使い方を教えてもらってまた2人になってやりたいことをやってみている。と。
「ついてきて!」と言い切って、やってしまう凄さ。
どれだけでも音楽に対して貪欲なふたり。
いつもチャットモンチーには裏切られて、驚かされて、でも今が一番かっこいい。
もう魂がロック過ぎてふたりがやればどんなに無機質な機械をつかってもなんでもロックになってしまうんだよなぁ。
ふたりによれば変身7期くらいだと言う人もいるらしい。
こんなに進化していくバンドは他にいるだろうか。
変わっていくことを恐れないチャットモンチーは永遠にロックな音を奏でるんだなあと思った。
「機械仕掛けの秘密基地」という全国ツアー中らしく、新しいチャットモンチーを垣間見れて本当によかった。
楽しかった!
わたしはApricotというバンドで音楽をやっているんだけど、いつだってぶれないで自分たちの音楽をやっていきたいな。
ロックな神様はいるね。
又吉直樹 の『劇場』
わたしは又吉直樹という人に実際会ったこともないし、言葉を直接交わしたこともないけど
やっぱりこの人好きだなぁと思った。
純文学だなと思った。
又吉さんが(以下、又吉)が芸人として売れていなかった貧乏時代、神社で木から実が落ちる瞬間をただじっと見ていたときに同じように木の実を見ていた女性を『この人なら僕のことをわかってくれる』と思った元恋人の話や、
舞台でお客さんが睨むようにこちらを見ていても誰もが靴を買いに行った瞬間があったと思うとおかしくて安心すると言っていたこと
又吉がどこかで話していたこと、又吉直樹というフィルターを通して見ている世界、感じている世界がそのまま小説の中の劇場に表現されている。
前作、『火花』にもあるように
又吉の描く主人公はとにかくかっこわるい。
努力型の自分とは違い才能がある人、天才肌の人への憧れが非常に強く、劣等感の塊である。
嫉妬や羞恥心や罪悪感、敗北感
そんな負の感情に常に支配されている人間の心模様の描き方が本当に繊細で痛々しい。
けどこのような感情が創作する上で、いや生きていく上では大事でなくてはならないのかもしれない。
小説の中で主人公、永田が書いた演劇の脚本に自ら「読み返したら男女が別れるだけの単純なもの」と言っている。
そう、まさにこの『劇場』もそうだ。
そもそもこれは恋愛小説なんだろうか。
心が繋がった瞬間はどこにあったんだろうと思うくらいにすれ違う。
『この人は僕のことをわかってくれた』のだろうか。
白か黒かわからないこと
自分でも自分のことがわからない
人の気持ちがわからない
まして、わかろうとすることがこわい
そんな矛盾じみた曖昧で不可解な人間そのもの。
そこにどうしようもないほど救いはないのかもしれない。
けれど憂鬱の中の日常そのものをいかにありのままに表現する強さ、そこに彼の才能が光っているし、そこに人は惹かれるのだ。
わたしもApricotとして音楽活動しているが、ルーツであるUKロックの精神に似ている気がした。
ただ淡々と自分に正直に生きていくことは難しい。
だから『音楽』で表現する。
わたしは人と話すのが昔からあまり得意でなかったから行き場のない思いを曲をつくるとゆう方法で昇華させている。
もちろん、曲を作ってライブをして誰かに聞いてもらうことは大切であるけど
身を削って曲が完成した時点でやっと呪縛から解放される、成仏するのに近い。
もしかしたらこの方法は間違っているかもしれない。
馬鹿げているかもしれないけど、そんな微かなことで人は救われたりする。
だとしたら又吉がこの『劇場』を書き上げたことで過去の恋愛に対しての思いを昇華させてまた次の恋愛に進んでゆくのかと思うとなんだかうれしくもあり切なくもある。
やっぱりこの人好きだなぁと思った。
新潮 4月号掲載
又吉直樹 『劇場』
http://www.shinchosha.co.jp/sp/shincho/tachiyomi/20170307_1.html
「東京タラレバ娘」でもきっと私達は大丈夫
今テレビドラマにもなっている「東京タラレバ娘」
去年二十歳くらいの男子大学生におすすめされてというか半分馬鹿にされて?知った漫画。
なになにー!ってわたし、完璧にどハマりしてしまったの。
この物語は女の子が大人の女性になってゆくに連れての葛藤と成長の物語であるのだけど
共感する、泣く。
でもきっと私たちは大丈夫。笑
そう歳を重ねることはとっても素敵なことなのです。
この物語はそう改めて思わせてくれました。
現にわたしは今が一番楽しくて今が一番好き。
若いって素晴らしいと思うけど
10代や、はたちくらいのころに戻りたいとか羨ましいとか全然思わない。
歳を重ねてなくしたものよりも得たもののほうがずっと多いから。
知らなかった世界を一つずつ知ってゆく楽しみを知ってしまったから。
自分の人生は自分でデザインできる自由を手に入れてしまったから。
よくアラサーだからなんとかって自虐ネタにする人がいるけど、
今までどんな大人を見てきたのかな。
アラサーっていう呼び方あんまり得意ではないけど
世の中の30代からが女性っていちばんうつくしいとわたしは思うんだけど。
昔はいつまでも女の子で居たいと思っていたけど今は
シワひとつないきれいなお人形さんのような顔よりも
いろんな表情をできる大人の女性に憧れる。
天才的に歌がうまい小学生の女の子よりも、音程も発声もおぼつかないけど味のあるおばあちゃんの子守歌に癒される。
進め、タラレバ女だよ、本当。
自分よりも若い子が歳を重ねることに希望を抱けるような生きかたをしてゆくのだ。
30歳まだまだだけどたのしみ!
季節を感じる
京都で初めて一人暮らしをすることになったとき、昔から礼儀にはすごく厳しかった
祖母のからのお告げ。
「季節のものを毎日ひとつでもいいから食べなさい」
このことをわたしは毎日守れているわけではないけど
生活が不規則になって身体の調子が良くないとき
スーパーに買い物にいったときふと思い出す。
最近では、ハウス栽培や養殖などのおかげで1年中いろんな食材が食べられるようになったけど
この食材っていつが旬なの?って知らないものも多い。
けど旬の食材は、お店にも安くて新鮮なものが出まわる。しかも自然の恵みをいっぱい受けて育っているから栄養価も高い。
しかも夏なら体を冷やし、冬なら温めるといったように、人間の体に働きかけてくれるものがたくさんある。
本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるためにも大切なこと。
昔は今みたいに便利な道具もなかったからみんな工夫して生活してたんだよーと祖母。
ほんとうにしなやかで強い女性だなぁと思う。
おばあちゃんの知恵袋は実践型教科書。
日本には四季というものがある。
四季折々のものを感じて味わってこころも体も健康でいたいよね。
ファッションを変える
ファッションや身に着けるものって
気分や雰囲気を変えてくれるよね
パーティとか特別な日のお洋服も大好きだけど普段のお洋服選びもとってもたいせつ。
わたしも時期やその日によって好みのテイストもころころ変わる。
でもそんな自分も楽しんでいる。
10代のころは、か弱いおとなしい女の子って思われるのが嫌で
昔は黒いライダースに厚底ブーツとか履いていわゆるロックファッション。
ほんとは強いのよって
そんな女の子になりたかったしそう見せたかった
そしたら不思議なことが起きたの。
それまで周りに遠慮してばかりいて隠れてた自分の中の芯みたいなものをロックというファッションが引き出してくれたみたいで、
もっとこう思う!こうしたいって貫いてもいいんだよーってね
わたしにはそんな要素ないって思ってたけどほんとはそうじゃなかったみたい。
考えすぎな性格も、今は個性だと思っているけど
ほっといたら気分がどうしても暗くなってしまうからわたしの髪色はたいていいつも明るい。
服もカラフルなものが多いのはそのせいかな
若くないからコンサバなファッションをしないといけないとか、こんな職業だから、こんな性格だからあんなファッションは似合わないとかそんなことはない
明るくて目立つ性格でなくても派手でカラフルなファッションをしたっていい
ファッションにもギャップが大切
ファッションを変えることは
なりたい自分になれるだけじゃなくて、自分で気づいてなかった自分のいいところも見つけてくれる
それがきっと自信になる
わたしの大好きな映画
下妻物語
深田恭子 (出演), 土屋アンナ (出演), 中島哲也 (監督, 脚本)
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原作
下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)
嶽本 野ばら (著)嶽本 野ばら (著)https://www.amazon.co.jp/下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん-小学館文庫-嶽本-野ばら/dp/4094080236